
ダイエット
カロリーとは?
断熱材の箱「カロリーメーター(熱量計)」の中で物を燃やした時の熱量を測定したものです。
ガソリン1グラムなら10キロカロリー、アルコールなら7キロカロリー、レタス1玉なら60キロカロリー
ところが、私たちの体の中では、この箱の中のようには燃えるとは限らないのです。
つまり、そもそもカロリー計算という考え方は間違っていたということです。
摂取カロリーが多いと太るのか?
*「糖質」・・・1グラム4キロカロリー
*「タンパク質」・・・1グラム4キロカロリー
*「脂肪」・・・1グラム9キロカロリー
脂肪には糖質とタンパク質の倍以上のカロリーがあるので、油ものを避けている人も多いのではないでしょうか?
しかし、最新の栄養学は次のように改められました。
1、タンパク質は太らない
体内で筋肉や肝臓のアミノ酸になるが、脂肪には変換されないので太りません。
2、糖質は太る
血糖値が上がり、それを下げるために膵臓からインスリンが分泌されます。そのインスリンに脂肪細胞膜の表面にある糖輸送体(GLUT)が反応して、糖を脂肪細胞に輸送し、脂肪に変えるので太ります。
3、脂肪とタンパク質を摂ると痩せる
血糖値を上げるため膵臓から分泌されるグルカゴンホルモンに、脂肪細胞中のホルモン感受性脂肪分解酵素(HSL)が反応して脂肪を分解して血中に放出するので、痩せます。
4、脂肪と糖質を摂ると太る
抹消血管の内皮細胞(内側の細胞)に存在するリポタンパク質脂肪分解酵素(LPL)が血中脂肪を分解して脂肪細胞に取り込むので太ります。つまり、摂取カロリーが多くても糖質を摂らなければ太らないのです。
炭水化物は太るのか?
炭水化物には「糖」と「食物繊維」があり、糖は消化吸収されますが、食物繊維は消化吸収されないので、太りません。
例えば、レタスには脂肪やタンパク質はほとんど含まれず、炭水化物が主体です。しかし、レタスの主成分は食物繊維なのでいくら食べても太りません。
アルコール
焼酎やウィスキーのようなアルコールは1グラム7キロカロリーもありますが、飲んでも太りにくいのに対し、ビールや日本酒やワインのような醸造酒は、「糖質」をたっぷり含んでいるので太ります。
有酸素運動で痩せる理由
激しい筋トレをすると短時間に大量のカロリーを消費します。しかし、無酸素運動で消費されるのは筋肉のグリコーゲンという糖質で、脂肪は燃焼しません。
それに対して、散歩の消費カロリーは少ないのですが有酸素運動で酸素と一緒に脂肪を燃焼するので痩せるのです。
正しい知識のもと、健康的な体づくりを心がけましょう!
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