
どうしてがんになるのか?
戦後、日本は様々な分野で目覚ましい進歩を遂げてきました。
私たちの生活が豊かになるのと同時に、一方では、多くの人が生活習慣病で悩まされているのが現代の日本の実情ではないでしょうか?
そして、今や2人に1人が、がんになる時代になってしまいました。
がんを次の3つに分けて考えてみましょう。
- 『減っているがん』
- 『上半身のがん』
- 『増えているがん』
1.減っているがん
胃がん、肝臓がん、子宮頚がん
胃がんはピロリ菌、肝臓がんは肝炎ウィルス、子宮頚がんはヒトパピローマウィルスというように、共通するのは、『感染症』ですが、現在の日本は衛生状態が良くなりこれらのがんは減少傾向にあります。
2.上半身のがん
肺がん、食道がん、咽頭喉頭がん
これらの原因はタバコです。
3.増えているがん
乳がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮体がん
これらの臓器はホルモンに影響されています。
ホルモンの原料はコレステロール。血中のコレステロールが増えるのは、肥満や暴飲暴食が原因です。
そして、大腸がんも増えています。
大腸がんの原因は、腸内環境の悪化が大きく影響しています。
外食やコンビニ食が多く、野菜や発酵食品の摂取量が減ると、腸内環境が悪化します。
悪玉菌が繁殖して腐敗状態になるのです。
この腐敗は、腸炎→大腸ポリープ→大腸がんを引き起こします。
食生活改善でがん予防
がんを原因別に見ると、
感染症が10%、
タバコが30%、
食生活は35%を占めています。
このように、私たちの食生活が大きく影響しているのがわかります。 食生活の改善こそが、がん死亡率を減らすために最も大切なのです。
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