
身体に有益な油を摂りましょう!〜オメガ3オイルの重要性〜
「脂質」は、私たちの体の細胞膜を作っている大切な栄養素です。
「良い油」を摂れば私たちの細胞はいきいきと活動し、「悪い油」を摂れば病気になります。
また私たちの体が自分で作ることのできない栄養は「必須栄養」といいます。必須脂肪酸の中で良い油の代表格がオメガ3のエゴマ油なのです。
一方で今問題視されているのがオメガ6のサラダ油です。
戦前は重宝したサラダ油
オメガ6のサラダ油*の主成分は「リノール酸」です。リノール酸は体内でアラキドン酸に変化し炎症作用と血液の凝固作用を生じます。
戦前は、この炎症作用によって当時猛威を振るっていた結核や寄生虫を撃退し、また凝固作用によって戦場でケガをしてもすぐ血が止まるために重宝しました。
しかし現代人は感染症やけがを持たないため、この炎症作用は私たちの体を攻撃して、アレルギー、糖尿病、うつ病、がんを、そして凝固作用は心筋梗塞、脳梗塞を引き起こします。なんと日本人の5大疾患はサラダ油の摂取によって引き起こされていたのです。
(*サラダ油とは・・・菜種油・紅花油・ひまわり油・とうもろこし油・大豆油・米油・綿実油・グレープシードオイル・ごま油)
圧倒的不足のオメガ3オイル
その炎症作用や凝固作用を打ち消してくれるのが、オメガ3オイルのα−リノレン酸です。
これは、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)に変化し、抗炎症作用と抗凝固作用によって、それらの病気を防いでくれるのです。
さらにEPAはDHA(ドコサヘキサエン酸)に変化して脳細胞や目の網膜細胞や精液を作るので、育ち盛りの子どもが摂れば学力アップ、視力アップ。お年寄りが摂れば認知症の予防、糖尿病性網膜症(失明)の予防。お父さんが摂れば精力アップの効果があります。
オメガ3をもっとも含んでいるのは「エゴマオイル」
厚生労働省は、1日2〜2.5gの摂取を推奨していますが、オメガ6オイルの毒害を洗い流すためには、1日5gがお勧めです。
オメガ3オイルは熱に弱いので火には通さず、納豆や漬け物やサラダにかけてお召し上がりください。
私はエゴマオイルを洗面所に置いてあります。
朝起きた時の口がネバネバして息が臭いのは、歯周病のヤニです。ヤニという漢字は「脂」と書きます。つまり脂汚れなのです。脂汚れは、水では取れないので油で落とすのです。
手の平のくぼみがちょうど5gなので、エゴマオイルを手に取り、口に含み10分間口をすすぎます。口の中のネバネバが消え、口臭予防・歯周病予防になります。
手に残った油で顔全体をマッサージします。目ヤニや毛穴の汚れが取れます。
最後に口に含んだエゴマ油をゴクンと飲めば、一日の必要量を満たすことができます。ぜひ毎朝の習慣にしてください。
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